僕はドミナントの性質があり、その趣味を反映したこのブログを運営している。
けれど表の顔では、自身の会社経営に加えて若手経営者や学生の起業希望者に向けたカウンセリングをも行っている。
事業の数字も大事だけど心が削れてしまうと続かない。部下とのコミュニケーションに悩み眠れなくなり、ふとした瞬間に不安が襲ってくる。
そんな時に安心して帰ってこられる場所を用意しておきたい。
経営者というのはとても孤独だ。だからこそ良い経営者は仲間を大切にする。
このブログのメインテーマはあくまでドミナント&サブミッシブだが、今回は主従関係にも繋がる自分のビジネスとの向き合い方の一端を書きたい。
この記事では若手経営者向けカウンセリングの考え方と、具体的に試せる対処法をまとめた。
僕がカウンセリングを行っている経営者の中には女性から男性に性別を移行した人もいる。「彼」もまた、相談先を見つけることができずとても悩んでいた。
多様な背景に配慮しながら丁寧に話を進めるのが自分のやり方だと思っている。繰り返しになるが、その考え方はビジネスにも主従関係にも共通する。
僕が提供する若手経営者向けカウンセリングの全体像
カウンセリングという言葉の意味は広い。僕は次の四つに分けて設計している。
- メンタルの基礎づくり
- 部下とのコミュニケーション設計
- 意思決定の型づくりと撤退ライン
- 学生の起業・進路相談の伴走
どれも難しい理屈は使わない。短いステップに分け、毎日実践的な形に落とし込む。
メンタルが辛くなった時の応急処置
経営者は孤独になりやすい。辛さは波で来る。まずは波を受け流す道具を持っておく。
5分の思考整理メモ
A 事実 B 気持ち C 次の一手 を一行ずつ書く。長文は不要。A 売上が目標未達 B 焦りと不安 C 既存顧客への電話10件 など。気持ちは消せないが、次の一手が決まるだけで体は動く。書き出すことで、こちらも的外れなアドバイスを避けることができる。
眠れない夜の対処
スマホを手放せと言われても難しい。だから代替案を用意する。短い音声メモで今日のよかった点を三録る。体は肯定の積み重ねで回復する。疲れないことを考えるより、良い回復の習慣が効果的だ。
睡眠不足というのは想像以上に自分のパフォーマンスを下げる。特に現代では「眠り」に向き合えない人は大成できない。
部下とのコミュニケーションを整える三原則
部下との関係が荒れるとほぼすべての指標が下向く。原則は三つだけ覚えておけばいい。
原則1 目的を一行で伝える
長い前置きは不要。今週の目的を一行で示す。例 顧客の一次回答時間を12時間から6時間へ。これだけで会議は半分の時間で終わる。
原則2 承認は三つ、改善は一つ
承認は事実に紐づける。返信が速い 期限に正確 ミス報告が早い。改善は一つだけに絞る。人は同時に二つ以上は変えにくい。翌週の小さな成功率が上がる。
原則3 境界線を早めに共有する
連絡時間、緊急の定義、在宅時のルール。曖昧さは摩耗の原因になる。境界線は窮屈ではなく安心のための枠組みだ。
LGBTQに配慮したコミュニケーションの基本
僕がカウンセリングを行っている経営者には、女性から男性へ性を移行した経営者もいる。
ビジネスの現場で大切なのは相手の自己認識に沿った呼称と配慮だ。特別扱いではなく尊重の徹底。
呼称は本人の希望に合わせる
- 不要な身体的質問はしない
- 書類やシステムの性別項目は、可能なら選択肢を広げる
- 更衣や宿泊など、現場オペレーションで困らない設計を先に決める
配慮があるだけでチーム全体の心理的安全性は上がる。心理的安全性が上がると、業務の学習速度も上がる。これは数字に直結する。
意思決定を軽くするフォーマット
経営者は決め続ける仕事だ。だからこそ、決め方を定型化して負荷を下げる。
- 目的を一行
- 選択肢を三つまで
- 失敗時の損失を数値で
- 明日やめる時の傷の浅さを確認
- 次の一手を24時間以内に実行
もちろんビジネスが深堀するともっと複雑なものになる。
しかし、まずはこの流れなら迷っている時間が減る。迷いは悪ではないが放置すると体力を奪う。
部下の育成はルールより習慣で回す
行動は習慣から作られる。週次で回す枠を用意する。
週次10分の1 on 1
事実→気持ち→次の一手 を一行ずつ。
成果の見える化
チーム掲示板に今週やめたことを一つ載せる。足すより減らす方が効果がある。会社というのは施策・決まり事が増えがちなので「削ってもいい」という心理的負担軽減はとても大切だ。
相談窓口の一本化
緊急は電話、それ以外はチャット。窓口が多いほど判断の質は落ちる。
学生からの起業・進路相談のポイント
学生の相談は熱量が高い分焦りやすい。焦りを落ち着けて、次の一手に変える。
小さく売るを先に体験
まずは一人の顧客に価値を届け代金をもらう。これだけで視界が変わる。
学業と起業の境界線
時間割・タイミングが合えば履修の見直し。課題の締切、バイト調整。生活リズムが崩れると、判断ミスが増える。
メンターの選び方
学生のうちは最重要項目と言ってもいい。厳しさだけでも甘さだけでも続かない。現実を直視しながら具体的な次の一手を出してくれる人・思考を育ててくれる人を選ぶ。
僕がドミナントの趣味から学んだこと
冒頭にも書いた通り僕はドミナントで、SM調教が趣味だ。
ここから得た気づきは経営やカウンセリングにもそのまま使える。
合意、合図、アフターケア。この三つが整うと、人は力を出しやすい。
仕事でも同じだ。目的と役割を言葉にしやめる合図を先に決め、終わったら短く振り返る。
強さは押し付けるのではなく、発揮できる環境を作るところから生まれる。
ケーススタディ 短い実例
若手経営者A
慣れない運営で広告費が膨らみ睡眠も乱れていた。呼吸のリセットと5分メモを習慣化し、広告運用の振り返りは毎日ではなく週次レビューに一本化。4週間でクリック単価が安定し、深夜の衝動修正が消えた。
若手経営者B
部下との会議が長引き毎回空気が重い。目的一行、承認三つ、改善一つのマイルールを自分の中で統一。会議時間は半分、社員の離職意向が大きく下がった。
トランスジェンダーの経営者C
社内の呼称や更衣で困りごとが出ていた。本人の希望を起点に運用ルールを文書化。チームの安心感が上がり会社としての顧客対応の満足度も上がった。ここでの学びは、トランスジェンダーへの対応は本人の安心感だけではなく周囲の納得感と安心感も必要だと言うこと。
よくある悩みと短い答え
メンタルが落ちる波が突然来る
波は悪ではない。呼吸のリセットと5分メモで受け流す。翌朝に判断する。
部下が自走しない
目的が曖昧か、成功基準が多すぎる。目的一行、改善一つで小さく進める。
批判が怖くて発信できない
公開範囲を決める。自分の現場に役立つことだけを固定で発信。量より継続。批判以上に集められる信頼もある。
ダイバーシティ対応で迷う
本人の呼称を尊重し、運用を先に文書化。困りごとが起きる前に社内で全員にが安心できる線を引く。
まとめ カウンセリングは特別なものではない
経営は長距離走だ。根性だけでは保たない。
メンタルの基礎、コミュニケーションの枠、意思決定の型。
どれもシンプルだが日々の安心に直結する。多様な背景を持つ人が力を出すには尊重と設計が必要だ。
僕はそのための伴走をする。難しい言葉はいらない。短い言葉で少しずつ整えていけばいい。
相談について
このブログ読者の女性から、定期的にビジネスや人生の相談を受けることがある。
若手経営者のカウンセリング、部下とのコミュニケーション設計、学生の起業や進路相談も随時受け付けている。対象はブログの特性上サブミッシブの女性に限定している。
ビジネスの相談だけでもいいし、お互いに興味が湧いたら関係を結べばいい。ビジネスもドミナントもサブミッシブも、お互いを形成している大切な部分なのだから。